おうちでモンテッソーリ①


入園準備 、幼稚園選びの一貫で、モンテッソーリ教育を実践している幼稚園の開放日に参加してきました。
受付の先生に案内された部屋に入ると、子どもたちが大きな棚に整然と並んだ教具(おもちゃ)を自由に自分で選びとり、トレイに載せておのおのの席へと運び、なんとも静かに一生懸命に、自分の選んだ教具と向き合って遊んでいます。

初めて参加したわたしにとってはなんだかとても目新しい光景です。
我が子にそのようなことができるのかとても心配になりましたが、保護者は、部屋の後ろに並べられた椅子に腰を掛け、ただただ、静かにその子なりに遊ぶ様子を見学していてくださいとのこと。
いつもなら、ついついすぐに助け舟を出してしまうくせがついてしまっているわたしですので、一歩引いて観察する感じにはじめのほうこそ戸惑ったものの、慣れてくると「これが、モンテッソーリ教育の” 見守り”ということか」としみじみ思い、だんだんと面白く感じました。
助けてはもらえない、傍にきてももらえないルールの中で、なかなか母子分離のできない親子ながらも、我が子もその空気を何となく読んだのか、あきらめたのか?、優しくご指導してくださる先生に安心するのか、次第に場に馴染んだことをはじめだす。支援センターでもわたしにくっついて離れず、支援センターに遊びに行く意味を見出せない我が子が、自立したかのようにわたしから離れて部屋の中に佇む姿に、しまいには感動すら覚えそうになりました。

そして、目の前の椅子に座る男の子の動作を食い入るように眺める我が子。
その男の子の行なっていたモンテッソーリのお仕事がとても気になる様子。

どのようなお仕事を行っていたかというと

1. 細い紙に描かれた小さな絵と絵の区切りの線をハサミで切り、
2. 切ってバラバラになったその小さな絵を、
3. 同じ絵の描かれた封筒に入れ
4. シールで封をする

というもの。
2歳3歳のこどもたちには、なかなかの作業です。

まだハサミがうまく使えない2歳の我が子ではあるけれど、ハサミを使いたいのか興味津々の様子で、かなり眺めていましたが、お仕事は1種類1つずつしかないので待ち続けることも出来ず、優しい先生にひとこと何か声をかけていただき、’洗濯バサミのお仕事’ を選んでやっていました。
でも、きっと1番やってみたかったであろうそのお仕事。見守りながらもしっかり覚えて帰ってきたので、似たような教具をオリジナルで作って、家でさせてあげることにしました。

ハサミを使うのは2回目。初回はお仕事よりハサミを使いこなすことに気力を使いすぎてしまったようだったけど、何回かして出来るようになってくると、やっぱりなかなか面白い仕事のよう。
自宅とはいえ見守りをしつつも、ハサミの危なっかしい使いかたが気になり「あっ」と声が時折出てしまうわたしでしたが…"モンテッソーリ教育を受けると手先が器用になり、集中力もつく” というのは、ほんとうかもしれないと感じました。聞けばその幼稚園ではアイロンがげなどの作業も行うのだとか。

いつも本やムックで読んでいただけのモンテッソーリ。想像はしていても、やはり現場の空気は、本では感じられないものでした。興味もあるし、いいかもしれないと思っているモンテッソーリ教育なその幼稚園。一候補ではありますが、諸事情もありまだ決めてはいません。

お仕事という遊びは自宅でまた時々やってみようと思います。
あと3つほど覚えて帰ったモンテッソーリ教育のお仕事があるので、そのうちまたご紹介したいと思います。

● わたしの読んで参考になったモンテッソーリ教育に関する書籍。

クーヨンのムックで興味を覚え、
この本で理解を深めたという感じです。
ご興味のある方におすすめです。

それから、自分では作れないけど、こどもたちが楽しそうに取り組んでいたお仕事の教具の1つがこれでした。

モンテッソーリ感覚教育 タワー

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