乳幼児の習い事で人気のリトミック。
子どもが1歳くらいになると、ちらほらリトミックが気になる方もいらっしゃる事かと思います。我が家でも、むすめの成長に少しでも役に立てば・・とむすめが1歳半から3歳半になるまでリトミック教室に通いました。
リトミックは、19世紀末から20世紀初頭にかけて、新教育運動の絶頂期に、スイスの音楽教育家で作曲家でもあったエミール・ジャック・ダルクローズが開発した音楽教育の手法。(Wikipediaより抜粋)
リトミックとは 楽しく音楽と触れ合いながら、基本的な音楽能力を伸ばすとともに、身体的、感覚的、知的にも、これから受けるあらゆる教育を充分に吸収し、それらを足がかりに大きく育つために、子どもたちが個々に持っている「潜在的な基礎能力」の発達を促す教育です。(リトミック研究センターより抜粋)
リトミック教室といっても、さまざまあります。公民館や子育て支援センターなどでのイベント的なもの、幼児教室の中で行なっているものなど。
我が家もはじめてのリトミック体験は、そういった所でした。
でも、どうせならもう少し本格的な音楽専門のリトミックのところへ行ってみたくなり、1歳の4月に、大手のヤマハ音楽教室とカワイ音楽教室の二箇所のリトミック体験に参加申し込みをしました。
ヤマハ音楽教室のリトミック体験
ご指導くださる先生は1人。
その日は8組の親子が参加。
教室の広さは、8組が円になって座って、エレクトーンと少しのスペースが余る程度。
レッスンは、CDの曲に合わせて、先生の言われるように親子が一緒に体を動かしたしたり、えほん教材を見たり、音に合わせてマラカスや、布を振ったりというもの。最後に先生の弾かれるエレクトーンの演奏を親子で一曲聴いて終わりました。
先生による素晴らしいエレクトーンの生演奏は感動もので、幼いうちからこういう機会があるのは素敵なことだと感じました。
ただ、我が子は大変な’人見知り’の為、初めて会う先生のいきなりのハイテンションな誘導に、終始ドン引きな表情(汗。
楽しめるどころか、固まってしまい、CDの曲とともにどんどん進んでいく親子のスキンシップ的な動きも、マラカスもやらず、わたしにしがみつくばかり。周りについていけずに焦るわたしは変な汗をかいてしまいました。
もちろん、存分に楽しめているお子さんも居ましたが、「うちの子にはまだ早かったか…」という残念な気持ちが大きく、わたし自身もテンションが上がらず同調できず、雰囲気に馴染めないまま終了という、ションボリした体験となりました。
後日予定していたカワイ音楽教室のリトミック体験も参加をどうしようかと悩むほどでした。でも比べてみたい気持ちもあり、参加してきましたが。
カワイ音楽教室のリトミック体験
こちらはご指導くださる先生は2人。
その日は3組の親子が参加。(人数が少なくて少しホッとしました。)
教室の広さは前者の2倍の広さ。
グランドピアノが置いてあり、木琴/鉄琴・太鼓にすずやカスタネット、トライアングルなどなどのさまざまな楽器が並んでいました。
・・正直、これぞ音楽教室!と、わたしが求めていたような教室の雰囲気にうれしくなりました。
先生が2人いらっしゃるのは、1人はピアノを弾かれる先生、1人はご指導される先生という理由でした。
レッスンは、まずゆっくりウォームアップするような感じで、子供と手を繋いでピアノの曲に合わせて教室を歩いたり、早足で歩いたり、小走りしたり。人見知りの我が子が、ちょっとうろたえていたところに先生が、抱っこで歩いてくださいとのことで、抱っこで参加。CDとは違い、途中で先生が様子を見ながら、ピアノの先生に演奏をとめてもらったり、ゆっくり演奏にして態勢を整えたり、気遣ってくださったりして、むすめもだんだんと笑顔が見られるようになりました。
そんなむすめと同調するかのようにわたしも気持ちがついていけて、「これなら大丈夫!」という感想をもち、その日のうちに申し込みまでして帰りました。
ヤマハのエレクトーン生演奏で一曲聴かせていただいたのもよかったのですが、カワイの終始グランドピアノの生演奏で行われるリトミックが、わたしにとってはとても心地よかったです。なにより、人見知りなむすめが楽しそうにしていたことがうれしかった…。
もちろんヤマハ音楽教室の良さもたくさんあると思います。自分に合う場所は、やはり体験してみないとわからないものですね。体験して比べることは大切なことだと感じました。特に子どものことは、自分自身のことではないですし・・・。
ヤマハ音楽教室とカワイ音楽教室の明確な違いは、
CDでのリトミック VS ピアノの演奏でのリトミック という感じでしょうか。
我が家はその時から3歳半まで、カワイ音楽教室のリトミックに通いました。
さまざまな楽器に触れられ、マットや輪っか、縄などを用いてピアノの音楽に合わせ、のぼったりくぐったりと、こどもたちにとってよい運動にもなり、親子で一緒に楽しむことができました。
そして、リトミックの効果かどうかわかりませんが、リズム感が大変によいです。
たぶん音感もよく、歌を聞いてもすぐに音が外れることなく覚えて歌えています。感受性も割と豊かになっています。
毎月の月謝は安くはなかったですが、後悔もなく、意味がなかったとも思わず、乳幼児のむすめとの良い思い出も出来てよかったなと思っています。
ただ、現在はピアノも何も習っていないので、そこにその音感を生かせていないことがちょっと勿体無いかなーと思っています。(むすめにその気がないので、仕方ないのですが…。)まあ、元気に育ってくれたらじゅうぶんですかねっ。