はしかって防げるの?

はしかが怖いわけ。予防はできる?あなたの免疫、大丈夫?


ここ連日のようにニュースで報道され、感染拡大が続く麻疹(はしか)。
はしかって何だっけ?そんなに怖いの?どうなるの?どうしたら防げるの?

頭の中を駆けめぐる不安や心配を軽くするべく、予防法も合わせて国立感染症研究所HPより検索して調べてみました。

はしか【麻疹】

麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症。
感染経路: 空気感染 飛沫感染 接触感染
感染力 : 非常に強い マスクや手洗いが予防法にならない
発症率: 免疫を持っていないとほぼ100%発症
潜伏期:10~12日

症状前駆期/(2~4日間)
38~39℃の発熱が2~4日間続き、
倦怠感、上気道炎症状(咳、鼻みず、くしゃみなど)、
結膜炎症状(結膜充血、目やになど)が出現し、次第に症状が強くなる。
乳幼児では下痢、腹痛等の腹部症状を伴うことが多い。

発疹が現れる1~2日前頃 :  口の中の頬の内側(頬粘膜)に、やや隆起した約1mm程度の小さな白い斑点がでる。(発疹出現後2日以内に消えていく)。また口腔粘膜は発赤し、口蓋部には粘膜疹がみられ、しばしば溢血斑を伴うことがある。

その後 ↓↓

症状:発疹期/(3~5日間)
発熱が一旦1℃程度下がったあと、半日くらい後に再び高熱(多くは39.5℃以上)を発すると共に、発疹が耳介後部、頚部、前額部より出現。翌日には顔面、体幹部、上腕に広がり、2日後には四肢末端にまでおよぶ。発疹が全身に広がるまでの3~4日間は39.5℃以上の高熱が続く。発疹は当初は鮮紅色扁平であるが、まもなく皮膚面より隆起し、不整形の斑状丘疹となる。この時期には高熱が続き、咳、鼻みず、くしゃみ、結膜充血、目やになどの症状がが一層強くなる。
その後徐々に軽快していき、合併症※のないかぎり7~10 日後には主症状は回復。
※合併症には、肺炎・中耳炎・心筋炎・脳炎・亜急性硬化性全脳炎(はしかにかかった後、平均7~10年で発症し、知能障害や運動障害が徐々に進行し、ミオクロニーなどの錐体・錐体外路症状を示す。10万人に1例)などなどがある。

リンパ球機能などの免疫力が低下するため、しばらくは他の感染症に罹ると重症になりやすく、また体力等が戻って来るには結局1ヶ月位を要することが珍しくありません。このように、麻疹の主症状は発熱が約1週間続き、カタル症状も強いため、合併症がなくても入院を要することが少なくなく、回復までには時間のかかる重症な病気といえます。

 (出典:国立感染症研究所ホームページ : 「麻疹とは」
  語尾等の言い回しはわかりやすく編集しています。

やっぱり、はしかは怖い!
衛生状態の悪かった江戸時代にも猛威を振るったことがあるらしく、江戸だけで24万人もの命を奪ったそう。
子供の命を奪う病の代表として恐れられていた病気なのだそう。
現代では、予防接種のおかげで感染者が減少したそうです。・・そう、

はしかの予防は予防接種一択!

一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われていますが・・
しかし、自分に「はしかの抗体」があるかわからない!!

そんな人も多いはず!夫は?我が子はどうだっけ?ちゃんとワクチンの接種を2回したかな?
予防接種は2回しないと、体の中に充分に免疫ができないそうです。
ところが、現代の日本を生きる人々は世代、年齢により、ワクチンの接種の有無も、回数もバラバラなのだそう!
な~に~~!!これは大変。感染防止、感染拡大防止のためには予防接種か無いというのに・・。

”麻疹の予防接種は、1回の接種で95%以上の方が免疫を獲得することができるが、約5%の方は感染・発症の可能性があり、また、時間の経過とともに免疫力が低下してしまう可能性もある為、2006年からは2回接種が開始されました。”

我が子の場合、記憶をたどっても、母子手帳を確認しても、まだ予防接種を1回しかしていません(焦)。
今年の4月以降に2回目の予防接種をうけられますが、、感染拡大が続いていると、4月を過ぎて接種可能なときがくるまでがすごく長く感じます。どこにもでかけないわけにいかないし・・。接種後体内に抗体が出現するのもおよそ2週間後・・。

で、大人はどうなの?という話ですが、
また調べてみました。(今日はすごい調べてるなぁ)

ちゃんと持ってる?はしかの抗体!

年齢で見る・不足している可能性のある 麻疹ワクチン

昭和47930日以前

 

1回も接種していない可能性が高い年代。1978年(昭和53年)10月1日から定期接種が開始していますが(対象者は生後12ヵ月から72ヵ月)、自然感染によって免疫を十分に持っている人以外は,合計2回のワクチン接種をお勧めします。
昭和47101日~平成2年41 定期接種としては1回しか接種していない年代。特例措置(*)非対象者のため、免疫を十分持っていない可能性があります。これまでに合計2回の接種を受けていなければ、追加接種をお勧めします。
平成2年42日~平成1241 特例措置対象者(*)に相当する年代。接種率が低かったため,対象時期に2回目の接種を受けおらず、これまでに合計2回の接種を受けていなければ、追加接種をお勧めします。
平成1242日以降 定期接種として2回接種を受けている年代。これまでに合計2回の接種を受けていなければ追加接種をお勧めします。

出典元:こどもとおとなのワクチンサイト

私自身は1回の世代でした。ちゃんと持っているのか不安な人は内科で抗体検査を受けられるそうです(自費)。
ワクチン接種は、自治体のウェブサイトなどにうけられる病院リストがあるかもしれません。
私の住んでいる市のウェブサイトには、どのワクチンがどの病院にあるのかのリストがありました。
はしかが怖い、気になる、感染予防したい!とお考えの方はぜひ検索ください。

わたしも、抗体検査に行ってみようかと思ってます。

はしかのまとめ

● はしかは怖い病気!
● マスクや手洗いでは防げない!
● はしか予防は、ワクチンの予防接種を2回するしか方法がない!
● 自分の抗体を確認してみる。
● 小さな子どものワクチン接種は
● 1回目は1歳の誕生日 2回目は小学校入学の年!

 

どんな感染症も恐ろしいですが、はしかもゼロの世の中になるといいと思います。
2019.2.18 に、以下のパナソニックの発見に関するニュースがありました。

パナソニックは、自社の脱臭除菌機「ジアイーノ」の専用液として使っている次亜塩素酸が、麻しん(はしか)感染を抑える効果があることを検証した。次亜塩素酸の有効成分を実験室内に蒸発させたところ、2時間後に麻しんウイルスの感染能力を99%以上抑制したという。同社は「薬事法の問題もあり、製品自体にウイルスへの抑制効果があるとはいえない」としつつ、今回の知見を製品開発に役立てる方針。

インフルやノロ同様、次亜塩素酸にまたも有効成分がある?ようで。
おまじないに、先日のインフルエンザ予防の記事に書いた努力を続けようと思います。

これ以上の感染が広がらないことを、心から祈るばかりです。

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