卒園式の驚愕!ほぼ全員がマスクを着用していない不安感。


こどもの卒園式がありました。
朝、会場へ行って驚きました。

検温・アルコール消毒必須!みたいな雰囲気ゼロ。(あれ?
一番驚いたのが、先生方はじめ参列者のそのほとんどがマスクを着用していない!(ええ!?
20人程度の小さな園ではありません。200人規模です!
人と人の間隔もあいていません。時間こそ短縮したとはいえ、大丈夫なのかと別の緊張が走りました。

新型コロナウイルス感染症拡大防止のために仕方がないとはいえ、
マスクで式に参列なんてほんと異様な光景になるに違いない・・と参列する前は思っていましたが、いやいや、時節柄、大人数がほぼ全員マスクを着用しないで参加している光景の方が異様‼ に感じました。

厚生労働省が提示している クラスター(集団)発生の3条件 (出典 厚生労働省資料)で、おさらいをしても、大部分の卒園式・卒業式・入学式はそれに当てはまるに近いからこそ、保護者の人数を制限したり、短縮したり、マスク着用を条件にするところが多い…という認識でしたので、まさかの出来事。

なにしろ、一番高齢である園長先生がマスクを着用されていないのですから、もちろん先生も誰一人として着用されていない。およそ朝の職員会議「短時間ですしこの辺りは感染者がいないので大丈夫でしょう」ということにでもなったのだろうかと推測…。

少々辛口にはなりますが、こういう非常事態の時世の流れの中、トップに立つ人間の危機管理意識ってすごく大事だなと感じました。

「うちの県は少ない」「わが市には感染者が居ない」といった情報は100%信じて大丈夫なのだろうか。「感染者がいない」のではなく「感染者が確認されていない」だけではないのだろうか。…真実は藪の中。街ですれ違う人の誰が無症状で保菌しているかもわからない…くらいの危機管理意識が感染拡大を防ぐような気がします。外国では外出禁止になるような感染症ですから…。

200人からのこの集まりに、本当にひとりも居ないと信じて気を緩めるのは「賭け」の様。

WHOなどがマスクは感染者が感染拡大防止のために着用することには意味があるが、健常者が予防のために着用することには意味がない…などの、マスク着用についてのガイドラインを示しています。

マスクの予防効果や着用に対する意見は、専門家が出ている報道をみていても分かれていたりします。

個人的には、新型コロナウイルスは誰が無症状病原体保有者であるかわからないので、一見健常者と思われてもマスクはしておいた方がやっぱり安心します。

マスク着用の式ゆえに歌もなかったとか、ひとりひとりへの卒業証書授与がなかったとか寂しい話も聞きますが、感染防止策の甘い式も複雑な気持ちになりました。…咳をしていた方もいましたので。今後の2週間、参列者全員に何事もない2週間過ぎていきますように。

しかし、こんなことを一瞬でも考えた参列者はわたしくらいだったのだろうか。

とはいえ、こどもの晴れ舞台。

とりあえずは無事にこの日を迎えられたことに感謝しきりでした。しっかりとした姿で立つ成長した姿には涙涙。色々なことがあったけどがんばったね。心からおめでとう。