小児喘息のこどもを新型コロナウィルスから全力で守る為にできること


新型コロナウィルスという言葉を一日に何度聞き、何度口にし、どれだけ気を張り、注意を払っているだろうか。そろそろ疲れてきたな・・と思うけれど、実際のところまだトンネルの入り口に立っているようなものなのかもしれない。誰にもわからない、未知の見えない敵がいつも傍にいるのは本当に恐ろしい。いつまで続くのか、これからどうなるのか。

3月2日(米国時間)、アメリカの著名シンクタンク「ブルッキングス研究所」のウェブサイトに、「COVID-19が世界のマクロ経済へ与えるインパクト:7つのシナリオ」という恐るべき数字を伝える報告書が掲載された。それによると新型コロナウイルスで死亡する日本人は最悪のシナリオでは57万人。最善のシナリオで12万7000人だという。

これは、そういうパンデミック映画の宣伝文句なのか?というほど、今の日本の報道されているだけの感染者数からは、桁違いの数字で想像もできない。この先に待っているのはどんな日常なのだろう?今まで当たり前だと思って過ごしてきた、ごく普通の毎日がいかに幸せなことだったかと、しみじみ思い返してしまうような日々が待っているというのなら、想像もしたくない。

休校の措置がとられて、時折通りかかる公園で元気に遊ぶこどもたちの姿を見ていると、本当のところの現実は何だろう?とよくわからないような気持ちになってしまう。

けれども自分を、家族を守るための危機管理対策は、最悪のシナリオを見据えて想像をし、出来ることに精一杯の努力をすることだとも思う。罹患してしまえば重篤になるかもしれない基礎疾患のある家族がいるから、自分がまずウイルスをもらわない努力をしなければならないと、強く思って過ごしている。

そして、小児喘息もちでこの冬も咳が止むことの少ない我が子に、「うつしてはならない、守ってやらないとならない」という思いも日増しに強く、強く思っている。
未就学児ということもあり、休園措置はとられていないため、咳はしつつも毎日園へと送り出している。園へ行っている間は、もうどうにもできない。こどもなので、手洗い前に鼻に手が行くことも多いし、マスクをつけているわけでもなく、無防備そのもの。休ませようか・・と頭をよぎるひもあるけれど、行かせなければならない、行かせておきたい、行きたがるという事情もある。悩ましい。

基礎疾患などのないこどもは、罹患しても軽症、無症状であることが多い、、といつかのニュースで読んだ。喘息などなかったら、そのニュースの言葉は少しは安心できるものであるかもしれないけれど・・。実際のところ、こどもが新型インフルエンザに罹った場合どうなるのか、今一度確認してみようと日本小児科学会のウェブサイトをのぞいてみた。

子どもが新型コロナウイルスに感染するとどのような症状がでますか?
A:現時点では情報が少なく、分からない点が多いです。中国からの報告では、2020年1月30日時点で確定診断のついた9,692人中、小児患者は28人(生後1か月から17歳)のみでした。しかし、2月11日には小児の感染者数は965人にものぼっています。これまでの報告もあわせると、家庭内において感染している例が多く、発熱、乾いた咳、倦怠感を訴える一方で、鼻汁や鼻閉などの上気道症状は比較的少ない様です。一部の患者では嘔吐、腹痛や下痢などの消化器症状を認めました。血液検査でも明らかな特徴はありません。胸部エックス線検査や肺のCT検査を行うと肺炎が認められる患者もいますが、ほとんどが1ー2週で回復しています。感染していても無症状である可能性も指摘されていますが、子どもは正確に症状を訴えられない事に注意しなければなりません。

では、うちの子のように小児喘息をもつ子どもの場合は??

 小児ぜんそくなどの合併症を持っている子どもに関して特に注意すべきことはありますか?

A: 一般的に小児ぜんそくなどの合併症を持っている子どもの呼吸器感染症は重症化する可能性があります。ただ基礎疾患ごとにリスクや対応は異なりますので、かかりつけの医師にご相談ください。また、周囲の人が感染しないように気を付けることが重要です

・・。この回答を太字や赤文字にするパワーも出ません。

結局、周囲が感染しないように気を付けるほかない。ええ、承知しています。
かかりつけ医に相談・・とあったので、一応定期薬をいただく時に聞いてみた。
今、うちの子は発作時の吸入ステロイド薬、長期管理薬によコントロールをしています。
「経口ステロイドのほうが重度になるリスクが高い。
 喘息の発作が出ないよう、中度・重度にならないよう毎日の生活の中で気を付けること。
 これまでどおりのコントロールをしっかりしていくことが大切」
とのこと。

喘息持ちのこどもをコロナから守る為にわたしに課せられた使命は、

● こどもに喘息の症状を起こさせないこと!
● 家族が新型コロナウイルスをもらわないこと!

ということ。

喘息もちのこどもを新型コロナウイルスから守るために私にできる6つのこと

1.ハウスダスト、ダニなどを毎日掃除して徹底的にアレルゲンと戦い喘息を予防!
(なんならもっといい性能の空気清浄機がほしい!けどお金が・・)
2.一緒に出掛ける時はマスクをさせて、こまめに除菌をする!
(除菌できるものが足りない!なんとか製造してほしいです!)
3.帰ったらとにかく手洗い・うがいの徹底!
4.部屋の換気もまめ窓を開けてする!
(花粉症のわたしは耐える!)
5.園や小学校、外出時に手を顔まわりに触れてはだめだ!手洗いを頻繁に!と、重々言って聞かせる。
(家にいる時から、はなほじりは手洗いの後にしてという!)
6.外から持ち帰ったもの、借りた本などもできれば除菌シートなどで拭く!

残念ながら画期的な予防法はありません。
もうすでに誰もが周知の方法しかないわけですが
気を緩めることなく、忘れることなく、この神経質な潔癖なまでの対策を肝に銘じて
戦っていくしかない。

憎き新型コロナウイルスから全力で自身と家族を守るために、経済的にもいろいろと不安過ぎますがとりあえず、世界中一丸となりこの戦いに勝てますよう心から願います。
そして一日も早く新薬が出来、いつか、前述のシンクタンクの出した恐ろしい予測数字のニュースのことを、
皆で笑い飛ばせる日が来ますように。

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